けいさん 四季&ディズニーのボイス研究中!

劇団四季やディズニーの音楽の歌い方を研究&勉強しています!

モアナ どこまでも ~How Far I’ll Go〜を上手く歌うには? 息が続かない理由はこれ!

 

こんにちは、けいさんです。

nanaのプロフィール欄で以下の記事を紹介していたのですが、そちらの記事は読んでもらえたでしょうか?^^

 

いかにディズニーの曲をディズニーっぽく歌うか、劇団四季出身の先生から教わった方法を公開しているので見てくださいね☆

 


■ディズニーの曲をディズニーっぽく歌う方法
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

kei-san-music.hatenablog.com

 

 

さて、今回はモアナの「どこまでも ~How Far I’ll Go〜」の歌い方について書いてみようと思います。

 

というのも、先日東京で行われたフレンズ・オブ・ディズニーコンサートに行ってきたのですが、そこで生モアナの歌声を聞いてきてハマってしまったんですね〜。屋比久ちゃん可愛い〜!笑

 

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それで、そのあと一緒にコンサートに行った音楽仲間たちとカラオケに行ったんですが、モアナのどこまでも ~How Far I’ll Go〜」を歌った子が、歌いきった後に一言、

 

 

「息が続かない〜!!!」

 

 

って言っていたんです。

 

 

確かに聞いていると特に2番の後半なんてずぅーーーーっと高音が続くし、しかも曲が盛り上がってるから抑揚もつけなくちゃいけない感じがして、大変そうだなと思っていました。

 

そこで、今回は、どこまでも ~How Far I’ll Go〜」を気持ち良く歌う方法について紹介します!これは元劇団四季所属だった僕の先生からいただいたアドバイスをもとに解説するので、かなり正しい方法かと思います^^

 

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どこまでも ~How Far I’ll Go〜」を歌うポイントは3つ!

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1、静かなAメロこそ息を吸うところに気をつけて!

2、サビでは息を吐き切らない

3、声の〇〇〇〇〇は不要!

 

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1、静かなAメロこそ息を吸うところに気をつけて!

 

まずは、いかに息を確保するか。そこから教えますね。

 

先日3月25日にNHKの「SONGS」という番組でモアナの屋比久ちゃんが歌っていたのを見たんですが、本当に息を吸うのが超綺麗でした。必要なところで息を吐き切り、そして吸うべきタイミングで綺麗に吸っていました。

 

そもそもどこで息を吸うのか判断するのかというと

 

「歌詞の意味が正しく伝わるように息を吸う」

 

ということです。

 

例えば1番の最初の歌詞を見てみましょう。

 

Aメロ1
 打ち寄せる波をずっと
 一人見つめてた
 何も知らずに

Aメロ2
 そうよ
 期待に応えたい
 でも気づけばいつも
 海に来てるの

 
こんな感じで始まりますが、これって同じメロディのAメロが2回繰り返されていますよね?


ただ、Aメロ1とAメロ2では、途中で息を吸うタイミングの回数が全然違います。Aメロ1は途中で1回しか吸いません。一方でAメロ2は3回吸います。


NHKのSONGSに出ていた時の屋比久ちゃんが息を吸っていたタイミングを書くとこんな感じです。

 

Aメロ1
 打ち寄せる波をずっと
 一人見つめてた(吸う)

 何も知らずに

Aメロ2
 そうよ(吸う)
 期待に応えたい(吸う)
 でも気づけばいつも(吸う)
 海に来てるの

 

これは、Aメロ1は特に「打ち寄せる波をずっと」のあとでついつい息を吸いたくなってしまいますが、ここで吸ってしまうと歌詞が分断されてしまいます。

 

「打ち寄せる波をずっと一人見つめてた」

 

これで一文なので、ここまで息を吸わないことが、この曲の持つ世界観を崩さずに守ることができるのです。

 

Aメロ2のほうは「口語」、つまりモアナの話している感じの構成になっています。

「そうよ!」

「期待に応えたい!」

「でも、気づけばいつも・・・」

「・・・海に来てるの。」

歌詞1行1行が独立しているので息を吸うタイミングも増えています。

 

「でも気づけばいつも海に来てるの」で一気にいってもアリかもしれません。ただ、英語の歌詞との兼ね合いでここは吸ったほうが良さそうです。屋比久ちゃんもこのタイミングは、ほんの一瞬だけ吸っています。

 

 

 

2、サビでは息を吐き切らない

 

さて、続いては皆さんを悩ませる2番のラストのサビのところですね!もうね、息が全然続かないですほんと笑。

 

ただ、ここはモアナ本人、屋比久ちゃんがどこで息を吸っているのか、どんな呼吸をしているのかを研究すればきっと克服できます!

 

ということでまずは2番のサビの歌詞を見てみましょう。

 

2番サビ

 光り輝く海が私を

 呼んでる

 おいでよと

 早く見つけて欲しいと呼んでる

 教えてよ

 そこには何が待ってるの

 

大サビ

 空と海が出会うところは

 どれほど

 遠いの

 追い風受け漕ぎ出してきっと

 私は行くのよ

 

こんな感じですね。ちなみに、サビの時は先ほど1で紹介した「歌詞の意味を分断しないように」というルールはひとまず置いておきましょう。

 

息が続くことが優先すべきことであり、ルールを忠実に守るのはちょっと難しいので、「可能な限り守る」という考えでいてください。

 

で、実際に屋比久ちゃんが、どんな感じで息を吸っているのかチェックして見ました。

それがこちらです。

 

2番サビ

 光り輝く海が(吸う)私を(吸う)

 呼んでる(吸う)

 おいでよと(吸う)

 早く見つけて欲しいと呼んでる(吸う)

 教えてよ(吸う)

 そこには何が待ってるの(吸う)

 

大サビ

 空と海が出会う(吸う)ところは(吸う)

 どれほど(吸う)

 遠いの(吸う)

 追い風受け漕ぎ出してきっと(吸う)

 私は(吸う)行くのよ(吸う)

 

 

サビの方の息を吸うタイミングは、「1」のAメロの時と比べて「吸いたい時に吸っている」印象を受けますね。

 

ただ、屋比久ちゃんはこの時、「息を吸う量」が結構違います。ちょびっと吸う時もあれば、思いっきり吸っているところもあります。

 

それを文字の大きさで表してみるとこんな感じ。

 

(吸う)  → 一瞬だけ息を吸う

(吸う) → 普通に無理なく吸う
(吸う) → しっかりと吸う

 

2番サビ

 光り輝く海が(吸う)私を(吸う)

 呼んでる(吸う)


 おいでよと(吸う)


 早く見つけて欲しいと呼んでる(吸う)


 教えてよ(吸う)


 そこには何が待ってるの(吸う)

 

大サビ

 空と海が出会う(吸う)ところは(吸う)


 どれほど(吸う)


 遠いの(吸う)


 追い風受け漕ぎ出してきっと(吸う)


 私は(吸う)行くのよ(吸う)

 

屋比久ちゃんは、最後のサビはコンスタントに息を吸い、また、息が辛くなりそうなところの前でしっかりと呼吸しています。本人は無意識でやっている印象を受けました。すごい。

 

個人的に一番息が辛いと思うところは、

 

 早く見つけて欲しいと呼んでる(吸う)


 教えてよ(吸う)


(吸う)

 

大サビ

 空と海が出会う(吸う)ところは(吸う)

 

この「そこには何が待ってるの」からすぐに「空と海が出会うところは」と行くところです。

 

ポイントは

  • 「教えてよ」のあと、しっかりと息を吸うこと
  • そのあと2回、一瞬息を吸うところを必ず忘れないこと

 

ここさえ吸えれば後半も息が持つと思います。

 

なお、息というのは、限界一歩手前くらいまで吐ききった後に吸うと、うまく「反動」をつかって一瞬でたくさん吸うことができます。

 

なので「教えてよ」の部分は苦しくない程度にしっかりと息を使い切り、その反動を使って呼吸をしましょう!

 

 

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3、声の◯◯は不要!

 

さて、最後の3つ目は、意識すれば一発で直せるものになります。これはついつい曲が終盤に行けば行くほど起こってしまう現象なんですが・・・

 

歌っている時、つい「曲に抑揚をつけないと!」と思って大声になって歌っていたりしませんか?僕もほんとそれで「声がでかい=うまい」と思っていたんですね。

 

終盤に行けば行くほど声の大きさが大きくなっていき、最後の最後はフルボリューム!みたいな。

 

でも、それは完全なる間違いであり、歌う自分も辛いし、聞いている側もかなりの確率で「心地よくない」状態を作ってしまっています。

 

つまり、答えから言うと、声のボリュームは不要、と言うことです。

 

モアナのこの曲も、ついつい最後は息も続くのがギリギリで大変だし、力んでしまうと思いますが、フルボリュームで歌う必要はありません。

 

屋比久ちゃんも気持ちよさそうに歌っていると言うことはつまり、「無理な歌い方をしていない」ということです。

 

曲全体に抑揚をつけたい、最後に盛り上がりを持っていきたい、という場合は、最後を大きく歌うという考えではなく、次のように視点を変えて歌ってみましょう。

 

不正解 → 最後にフルボリュームで歌う

正解  → 最初を抑えめでスタートする

 

そう、つまり、スタートをしっかりと丁寧に静けさを含めて歌うことができれば、最後の部分で無理な大声を出さなくても曲全体を盛り上げることができるんですね!!

 

ぜひ今回の3つのポイントをしっかりと抑えて歌ってみてください☆

 

 

 

 

ということで今回は、呼吸の方法や、声のボリュームについて、モアナの曲をベースに解説してみました!


もしも、


・声量がなくて、もっとのびのびと歌いたい!

・マイクにまったく自分の声がのらない…!

・歌い始める時の最初の音がいつも当たらない…!

・キャラクターを演じながらも自分の個性も出したい!

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